海上釣掘での鯛の釣り方 3つの秘訣 その2

海上釣掘での鯛の釣り方 3つの秘訣 その2

海上釣掘の鯛釣りの秘訣 大公開

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鯛の釣り方3つの秘訣(その2)竿選び

海上釣堀の釣り。
海上釣堀ですから、手ぶらで行っても貸し竿で釣りができますね。


仕掛けは、浮きの下に、錘と針がぶら下がっており、針につけたエサを魚が口に入れると浮きが沈むので合わせて釣り上げるだけ。


文章で書けば、非常に簡単な釣りです。


でも、実際に貸し竿で釣ってみると、浮きが沈んだのに、上手くかからない。


釣れたら、釣れたで、タモ(あみ)に入れるのに大変な苦労をしたよね。。。


でも、ベテランさんは上手に竿を扱って、どんどんと釣り上げてるし、、、とか思われた人も多いのではないでしょうか。


そんな海上釣掘りで鯛を狙うに適切な竿は浮子釣り、探り釣りという釣り方で多少差はあるものの基本があるのです。

竿の長さ
・長さは3m~4m

竿の調子
・調子は6:4

そのあたりを少し詳しく説明しましょう。

竿の長さ

釣りをする枡の大きさは、ふつう1辺が10m以上の正方形か長方形。
そこに、最大で10人くらいが入って釣りをします。


すると、となりの人との間隔は4、5mあるかないかというところです。


ここで、5m以上もある竿を使っていると、となりの人の竿と当たったり、浮子や仕掛けを手元にもち、えさの交換仕掛けの交換をするとき扱いが難しいです。また、穂先などに道糸が絡んだりしたトラブルの解消時に、置き場にもこまります。ですから、あまり長い竿は取り扱いが難しくなります。


逆に短すぎると、魚を取り込むときに魚までの距離が取りにくかったり、魚とのやり取りの取り扱いが難しくてバラシやトラブルの原因となります。


探り釣りの場合、際を狙うことも多いですが、その場合は立ち位置で調整します。釣掘りの中央付近を狙うときには、短すぎると探ることが出来なくなってしまいます。


適当な長さは3mから4mといったところでしょう。

 

竿の調子

釣りにおける竿の役割とは、一言で言うと腕の代わりとなるでしょうか。


仕掛けをポイントに振り込む。
あたりがあったときに合わせる。
逃げようとする魚の抵抗をかわす。
掛かった魚を回収する。


釣堀ですから仕掛けを遠くに飛ばす必要はありませんが、狙ったポイントに仕掛けを運ぶのは竿の仕事。


脈釣りの場合は、あたりを取るのも竿の仕事です。穂先の感度が良いもの出なければ、いつの間にかエサが無くなっていたということばかりになります。浮子釣りの場合は魚のあたりは浮子が教えてくれます。どちらの場合も、この当たりがあった時、針を魚の口にかけるという合わせの仕事をします。


この合わせというのは、竿をしゃくる作業ですが、すばやい動きと力を仕掛けに伝えるのが竿の働きです。伝える先は魚の口ですから、遅すぎると針が口から出てしまい、早すぎると口に掛からないということが起こります。また、力が強すぎると、唇などの皮を引きちぎってしまい弱すぎると針が掛からないということが起こります。


これを調整するのが竿の調子、柔らかさになります。


また、針掛かりした魚はそのままにしておくと暴れて、他の人の仕掛けと絡まってしまいますからリールを巻きながら回収をしていきます。そのとき急に魚が暴れたりしますから魚を引き上げる力を弱めたり強めたりしなければなりません。リールのドラグ機能を利用することもありますが、鯛の場合は竿の弾力でかわしていくことが多く、これをするのも竿の調子、柔らかさになります。


こうした適当な弾力をもつ竿が釣堀の鯛釣りに向いた竿となります。


理想的には普段は7:3位の調子で、腰が張っており、鯛が掛かって突っ込んだりするときは6:4調子に変化し、そのままためておけば7:3に戻ろうとする竿の弾力で鯛が浮いてくるような竿。


以前は専用竿はありませんでしたから、硬調の鯉竿をカスタマイズしたりしていましたね。海上釣掘り用の専用竿として、磯竿の3号、4号の長さ調整されたものが登場し、最近ではさらにバリエーションが増えてきました。


海上釣掘りの鯛竿として探り竿は専用の竿が出ています。

ダイワ(Daiwa) クラブブルーキャビン 海上釣堀 さぐりづり S-350・E

シマノ(SHIMANO) 海上釣堀竿 シーリア海上釣堀さぐり真鯛 350

どちらも、際からいかだの中央付近まで十分に探れる竿で、鯛の突込みをかわす十分な粘りを持っています。もし、ハマチなどの青物が来ても十分に対応できるパワーも持っていますよ。

 

浮子釣りでは

ダイワ シーパラダイス S-350

【シマノ】SEAREA 海上釣堀 (シーリア カイジョウ ツリボリ) M−300【0824楽天カード分割】

どちらも鯛の浮きつり専用というわけではありませんが、取り扱いの楽な竿となっています。

 

海上釣掘といえども、釣りには変わりはありませんし、自分の道具を持ち、慣れていくことが上手になる秘訣といえると思います。

 

釣掘りといっても侮ることなかれ、釣果をあげ、それをキープしていくにはそれなりに勉強し、練習していくことは必要です。

海上釣堀を徹底攻略